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テレワークの今後の課題

      2018/11/07

テレワークについて

テレワークというのはごく最近になって新しく行なわれるようになった新しい働き方です。
中小企業でも取り入れられてきており、注目されている働き方です。
時代も移り変わるにつれてあらゆる働き方が生まれ、その時代にあった働き方が出来上がります。

現在はインターネットの普及により遠隔での作業が可能となりました。
仕事を行なう場所にとらわれることなく、社員同士が離れた場所にいても共同で作業に取り組むことができるのです。
以前では不可能とされていた働き方も可能になりました。
テレワークでは、ユーザー側に仕事の新しい選択を与えることができます。

まず、業務に対しての拘束時間を削ることが可能です。考え方は様々ですが、純粋な業務時間以外に会社に拘束されている時間の無駄を省くことができます。
通勤時間や定時の考え方、正社員雇用であれば○時間作業後の休憩○時間、というものが当てはまります。
従業員も個人個人で効率の良い業務のこなし方がありますが、会社規則に照らし合わせて、同じ時間に複数人で作業を進めることが今まで一般的とされてきました。
優秀な人材でも何時間も同じ作業をさせることで効率が悪くなるのは想像いただけると思います。

テレワークに適しているのはどんな人材?

テレワークを活用することで、個人にあった働き方、時間配分を従業員に考えさせることができます。
業務において従業員側に選択性を与えることで、無駄を省き、よりクオリティの高い作業内容が見込めます。

もちろん、従来通り、会社に出勤して決められた時間に作業を行うほうが向いている人材も存在します。
ですが、従来通りの働き方のみの選択肢だと、その働き方が可能な人材しか雇用することができません。
テレワークの導入により、従来の働き方ではなく新しい働き方を受け入れる、会社にとって新しい人材を確保することが可能になります。

業務の効率化を目指すなら、業務を細分化して担当制・分担制にしてしまうのが一番ですが、この考え方は未だ浸透していません。
テレワークでは、まず社会経験のある人材を選びます。
選択肢のある仕事だからこそ、業務内容に専門性を求めることが可能になります。
では、テレワークに適していて、組織にとって有用な人材とはどんな人でしょう。

テレワークに適している人材

家庭の事情で会社での勤務が不可能

育児・介護・健康状態により通勤、社内勤務ができない人材
育児や結婚を機に働き方を変える女性は多いです。
ですが、非常に優秀な女性が多いのも事実です。
テレワークを導入することで、在宅勤務を可能にするため、眠っている女性の労働力を活かすことができます。
また女性に限らず、家族の介護のためにキャリアを断念された方にも同じことが言えます。

専門職

専門職のため正社員需要が少ない業種
専門技術を持った人材を社内で確保できます。
通常ならば、外注することになりますが、低コストで専門知識のある人材を確保することが可能になります。

テレワークの課題とは?

テレワークにより、従来の雇用では巡り会えない人材に出会えることが魅力です。
では、テレワークの課題とはなんでしょうか。

テレワークで考えられるデメリット

⚫労務管理

会社への出勤の概念が無くなるため、労務管理がきちんとできるのか
目に見える勤務状態ではないので、勤務状況を企業が把握できないのではないか

解決法

出退勤のクラウド管理により、ユーザー側はスマートフォンで簡単に出退勤の処理ができます。加えて、出退勤時の位置情報の確認が可能になります。
PCログ管理システムの活用で、ユーザーの作業時間・作業内容・進捗状態の確認ができます。
以上のツールにより、労務管理も支障なくできます。

⚫コミュニケーションの問題

既存の社員たちと雇用形態・勤務時間が異なるため、コミュニケーション不足にならないか
対面での作業が無いため、従来の社員たちと作業を進めるにあたって障害にならないか

解決法

テレワークでは、PCカメラ・マイクを使用してのビデオ会議、スマートフォンを使用して電話会議などが可能です。
コミュニケーションに関しては、問題ないと考えられます。
会議時間を設ける、連絡ツールの選定などで解決できます。

⚫セキュリティの問題

社内資料を社外から閲覧できるため、情報漏えいにつながらないか

解決法

テレワークユーザーへの貸与機器のセキュリティ設定、使用するサーバーの整備でカバーできます。
社内データを共有サーバーで管理する、社内ネットワークのセキュリティレベルを高めることなどで解決できます。
また、クライアントPCの集中管理、外部からのリモートアクセスを活用することも可能です。
機密保持契約・雇用契約を結ぶことも推奨しています。
しかし、社外で作業させる為、これには絶対がありません。
セキュリティに関しては、企業側で設定をしていただくこと、適正な環境整備を行うことが必要です。

まとめ

いま現在にいたっては導入している中小企業やテレワーク経験者がまだまだ少ないのが現状です。
まだまだ新しい技術ですので、今後現状の課題解決がなされ、よりブラッシュアップされていく技術です。
導入にあたり、チームワークを活かす仕事もテレワークで処理が可能になることで、企業の発展が見込めます。
テレワークの環境づくりをしていくことは容易ではありませんが、より良い環境づくりができるようになれば時間短縮や作業能率の向上も期待ができます。

 - テレワーク